BPJ WIRE2020-12-28FEATUREメンバー限定約12分
BPJ MARKET|国内市場年報

2020年、印刷会社の見積は「単価」から「条件」へ逃げた

売上4兆5,756億円の年に、交渉の主戦場はどこへ移ったのか。コロナ需要ショックを「制度(契約・集計・退出)」で読み直す

2020年の国内印刷市場は、落ちたのは需要だけではありませんでした。納期、部数、キャンセル、分納、証憑——見積書の外側にある条件が、利益を左右する年になりました。年次で同じ物差しを当てると、印刷会社が守るべき場所が「紙価」より先に変わっていたことが見えてきます。

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BPJ WIRE は、編集部が世界のニュースから独自に選定・執筆し、出典台帳で事実確認した記事です。編集長ピックの本編とは別レーベルで配信しています。

対象期間:2020年 / 執筆:2026年8月20日。市場レポートは対象期間の公的統計が公表されてから執筆します。米労働統計局の指数は速報値を含み、公表後4か月間改定されることがあります。

2020年、印刷会社の見積は「単価」から「条件」へ逃げた

2020年の見積書には、普段なら書かなくてよい文言が増えました。 「納期が動く場合の再協議」「部数が変わる場合の単価再計算」「分納回数の上限」「データ差し替え期限」「キャンセル時の負担」。 コロナ禍の年を思い出すとき、多くの人は「仕事が減った」を先に置きます。ですが年次で見ると、印刷会社にとっての本質は別にあります。単価では守れない領域が増え、交渉の主戦場が契約条件へ移ったことです。…

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