BPJ WIRE2022-12-28FEATUREメンバー限定約14分
BPJ MARKET|国内市場年報

2022年、見積の主役が「紙」から「条件」に変わった

紙価の改定だけでは粗利が守れない年に、印刷会社は何を仕入れ、何を契約し直すべきだったのか

2022年、印刷会社の見積書は「紙の単価表」を更新するだけでは追いつかなくなりました。値上げの波は紙に始まりましたが、現場を追い詰めたのは運賃、エネルギー、資材、そして納期やロットといった調達条件の同時変化でした。年次で眺めると、需要の減少とコスト上昇が同時に進む中で、利益の源泉が“印刷”から“調達設計”へ移り始めた線が見えてきます。

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BPJ WIRE は、編集部が世界のニュースから独自に選定・執筆し、出典台帳で事実確認した記事です。編集長ピックの本編とは別レーベルで配信しています。

対象期間:2022年 / 執筆:2026年8月17日。市場レポートは対象期間の公的統計が公表されてから執筆します。米労働統計局の指数は速報値を含み、公表後4か月間改定されることがあります。

2022年、見積の主役が「紙」から「条件」に変わった

(記事タイトルは原稿どおり)

2022年のある見積で、営業が最後まで埋められなかった欄があります。紙の銘柄でも、色数でもなく、「納期と分納条件」でした。短納期のチラシが戻り始めた一方で、運賃は上がり、用紙は希望数量で揃わないことが増え、印刷会社は在庫を抱えるか、分納で物流費を飲み込むかの二択を迫られました。紙価の改定通知より先に、契約条件の再設計が粗利を決める場面が増えたのが2022年の現実です。…

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